パルマ Parma_2

12. San Tiburzio 聖ティブルッツィオ聖堂

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)から西に向かい、最初のカベストロ通り (Str. Giordano Cavestro)に左折し、聖ロッコ聖堂 (San Rocco)の左側面から更に左折してパルミア通り (Bolgo Palmia)に入るとすぐ右側にあります。

 

 5世紀に建設された古い聖堂ですが15世紀に福音書記者聖ヨハネに奉じて再建されています。現在の聖堂は18世紀にバロック様式で再建されたものです。

 正面には一カ所の扉口があり、両脇にはイオニア式の柱頭飾りのついた円柱形の方蓋柱が並んでいます。

 

 両脇の壁龕には、信仰 (Fede)と慈愛 (Carita)の像が立ち、二層目の方形の片蓋柱には、聖フィリッポネリ (San Filippo Neri)、聖ボッロミオ (San Carlo Borromeo)、聖ニコラ (San Nicola)、聖ヴィンチェンツォ (San Vincenzo de' Paoli)、の四人の聖人像が置かれています。

 

 ただし、通常はすべて箱の形をした覆い扉でおおわれており、その像が見られるのは稀です。

 聖堂内はギリシャ十字形で、天井には聖母被昇天が描かれ、四隅には福音書記者が描かれています。聖堂内にも四枢要徳(正義・節制・剛毅・賢明)の表象像が見られます。

 

 なお、1913年に廃院とされ、現在では催事場として利用されており、聖堂としての役割は果たしていません。

13. San Vitale 聖ヴィターレ聖堂

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)の東側に市庁舎 (Comune Di Parma)があり、その東側にあります。正面は通りに面して北面しています。

 

 聖堂の歴史は古く、シャルルマーニュ大帝の息子のペピン (Pepin)がイタリア王の時代の9世紀初めに建設されたとされています。17世紀に改築されています。

 

 聖堂の正面には3カ所の扉口があり、扉口の両脇に片蓋柱が六本並んでいます。その間の壁龕に聖グレゴリウス法王、聖アンブロジョ、聖ゲルヴァシオ (San Gervasio)、聖プロタシオ (San Protasio)の立像が収められています。

 

 上層部分には聖ヴィターレと聖ヴァレリア (Santa Valeria)の立像があります。

 

 聖堂内は三廊式で、中央主祭壇にはキリストの磔刑像があります。

 奥には聖ヴィターレの賛歌が掲げられ、天井にはバロック様式で華やかに飾り立てられたフレスコ画が見られます。

 

 内陣の両脇にはオルガンが設置されており、左手にはコンスタンティノープルの聖母が聖人立像や浮彫で飾られた中にかけられています。

 両側廊には4カ所の礼拝堂があり、右側廊の最初には聖カルロ・ボッロメオの絵がかけられています。

 左側廊の最初には洗礼盤と共に洗礼者聖ヨハネの絵がかけられています。

 

 どの礼拝堂にも17世紀のバロック様式の絵画が掲げられています。

14. Santa Cristina 聖クリスティーナ聖堂

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)からレップブリカ通り (Strada della Repubblica)で東に向かうと右側にあります。

 

 聖堂の左側は7月22日 (Str. XXII Luglio)通りです。正面は通りに面して北面しています。

 

 10世紀に建設され、16世紀に改築されています。正面には3カ所の扉口がありますが、両脇の片蓋柱以外は煉瓦を積み上げたままの状態で、化粧板は貼られておらず、武骨な印象を与えます。

 

 聖堂内は三廊式です。

 中央主祭壇には聖クリスティーナの殉教の場面が掲げられています。

 

 両側廊の天井には、四つの小ドームが並び、天使、殉教者や聖人が描かれています。

 

 ボローニャ(Bologna)の「聖バルテロメオ聖堂と聖ガエタノ聖堂」の構造と似ています。

  → ボローニャの Santi Bartolomeo e Gaetano 聖バルトロメオと聖ガエタノ聖堂を参照ください。

 

 側廊から柵で隔てられ、だまし絵が周囲に描かれた柱がアーチ型を構成している奥に、パドヴァの聖アントニオ、聖ガエタノ (San Gaetano di Theine)、聖母など4つの礼拝堂が並んでいるため、五廊式のように見えます。

 

 天井にはリブボールトで仕切られた4カ所に聖三位一体、聖母子、顕現、信仰と慈愛、の場面と共に聖ガエタノが描かれています。

 聖ニコロ、キリストの十字架降下、聖母子、多くの聖人、など聖堂内がバロック様式のフレスコ画で飾られており、外観とは大きな差異を感じさせます。

 

15. Santa Croce サンタクローチェ聖堂

 

 町を東西に走るレップブリカ大通り (Strada della Repubblica)はガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)の西ではマッツィーニ通り (Strada Giuseppe Mazzini)と名を変え、パルマ川をメッツォ橋 (Ponte di Mezzo)で渡ると、再度名を変えて、ダッツェッリョ通り (Strada M. D'Azeglio)となります。

 

 西端にはサンタクローチェ広場 (Piazzale Santa Croce)と呼ばれるロータリーがあり、その手前、通りの左側にあります。

 

 町中からは川を渡って行くことになりますので、少々離れていますが、ロマネスク建築を代表する聖堂の一つとして是非訪問されることをお勧めします。特に「柱頭飾り」は一見の価値があります。

 

 12世紀にはロマネスク様式で建設されていた聖堂で、13世紀初めに奉献されています。

 

 15世紀初頭に改築され、17世紀半ばに現在の大きさの聖堂にまで縮小されてしまいました。

 聖堂の脇には聳え立つ鐘楼も無く、目を引く点はありません。20世紀になって、正面は元のロマネスク様式に改造されています。中央に一カ所の扉口があります。

 

 聖堂内部は三廊式で、中央祭壇には17世紀のコンティ (Giovanni Maria Conti della Camera)によるフレスコ画が掲げられています。

「柱頭飾り」は一見の価値あり

 

 この聖堂の見どころは身廊に並ぶ円柱の柱頭飾りにあります。

 

 12世紀から13世紀に制作された、羽の生えた馬、弓矢を引くケンタウロスのような想像上の動物、蛇と鳥、二つの尾を持つ人魚像など、ロマネスク様式の聖堂建築に特有の生き物が描かれています。

 

 彫像の一つ一つを良く見ると稚拙さを感じますが、またそれだけに厳粛な聖堂内で、和やかな雰囲気を醸し出しています。

 想像上の動物を独特の穏やかな顔で表現した柱頭飾りはエミリア地方でよく見られ、アンテラミ (Antelami)派の工房で複数の職人により作成されたものと思われます。

16. Santa Lucia 聖ルチア聖堂

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)からカヴール通り (Str. Cavour)で北上し、ダンテ通り (Via Dante Alighieri)とサンタ・ブリージダ通り (Borgo Santa Brigida)との交差路の北東にあります。

 

 聖堂の正面はカヴール通りに面して西面し、右側面はサンタ・ブリージダ通りに接しています。

 

 13世紀には聖ミケーレ (San Michele)に奉じた聖堂でしたが、後に、洗礼者聖ヨハネに変更されました。その後17世紀の初めに再建され、17世紀末にパルマの司教だった聖オルギアーティ (Giuseppe Olgiati)により再奉されて、聖ルチア聖堂と称するようになっています。

 

 

 聖堂の正面には一カ所の扉口がありますが、その両脇の壁龕には聖ビアージョ (San Biagio)と聖ルチア (Santa Lucia)の立像が収められています。

 

 聖堂内は単廊式です。

 中央主祭壇には聖ルチアの聖体拝領の絵が掲げられています。

 

 

 アプシスの上の小さなドームには聖母被昇天が描かれ、四隅に聖ピエトロと聖パオロが見えます。

 

 内陣の両壁にはオルガンが設置されています。

 蒲鉾天井には三面の絵が描かれており、中央は聖母被昇天です。

 両側壁には3つの礼拝堂があります。

 

 小さいながら、華やかなバロック様式で装飾された聖堂です。

17. Santa Maria della Steccata サンタマリア・デラ・ステッカータ聖堂

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)からマッジィーニ通り (Strada Giuseppe Mazzini)で西に向かい、一本目のガリバルディ通り (Strada G. Garibaldi)を右折して進むと聖堂の前に出ます。正面は西面しています。

 

 14世紀末には、この地に奇跡を起こすとされた洗礼者聖ヨハネを祀る祠があり、近くには聖母子画を祀る祠がありましたが、この聖母子画も奇跡を呼ぶとされていました。

 

 

 16世紀になって聖母子画を収納して聖堂が建設されると、聖母子画のご利益を求めて大勢の巡礼者が訪れるようになりました。

 

 ステッカータ (Steccata)とはフェンスを意味し、多く押し寄せる巡礼者を整理して、聖堂内に導けるように設置されたフェンスから来ています。

 

 聖堂は正方形で、東側のみ延長されている形態をしています。西、南、北の側面には半円柱形が側面の中央からはみ出しており、西にある扉口の両脇にあるコリント式の柱頭飾りの円柱が三角屋根を支えています。

 

 屋根の上には多くの聖人像が載っています。

 聖堂内はギリシャ十字形です。

 中央主祭壇には聖母子画があります。

 その上には、ロマーノ (Giulio Romano)が下絵を描きアンテラミ (Michelangelo Antelami)が描いた華やかな聖母戴冠が飾られています。両脇にモーゼとダヴィデの立像があります。バロック様式の祭壇で、18世紀になってからのものです。

 ドームにはガッティ (Bernardino Gatti)作の聖母被昇天が描かれ、福音書記者聖ヨハネ、聖モット (San Matto)が描かれ、内陣の脇にはオルガンが配置されています。

 そして、その上にはパルミジャニーノ (Parmigianino)1536年作、「壺を頭に載せた三人の賢明な乙女と愚かな乙女」が対になって描かれており、脇にはアアロン (Aronne)とイヴ、モーゼとアダムが見えます。

 扉口を入ると天井にはアンテラミ作、東方三王の礼拝が、パルミジャニーノ作、聖チェチリア、があり、南側祭壇には羊飼いの礼拝、北側祭壇には聖霊降臨祭、がかけられています。

 

 16世紀のパルマを代表する画家の作品を見ることができます。

 

 

 聖堂の北側から聖堂の東部分にある博物館に入ることができます。

18. Santa Teresa del Bambin Gesù (Oratorio dei Rossi) 聖テレサ聖堂

 

 パルマ駅の左側からトレント通り (Via Torento)で町の中心に向かうと、名前がガリバルディ通り (Str. G. Garibaldi)と変わります。そのまま進むと右側にあります。パルマ駅から500mほどです。聖堂は通りに面して東面しています。聖堂の前にはジョルダーニ通り (Borgo Pietro Giordani)があるので、正面は見渡せます。

 

 16世紀に、紅の信徒会 (Confraternita dei Rossi))により建設され、17世紀には聖三位一体聖堂と合体しています。現在の名前になったのは20世紀の後半で、カルメン会になってからです。

 正面には一カ所の扉口があり、その上には四葉と菱形を組み合わせた窓があります。幾何学模様で飾られたのは18世紀になってからです。聖堂の中央には円筒形のドームが載っています。

 

 なお、聖テレサは19世紀の聖人で教会博士の、幼きイエスの聖テレサ (Teresa di Lisieux)を指しています。

 

【参 考】

 教会博士は他に、アヴィラ (Avila)のテレサ、ビンゲン (Bingen)のヒルデガルド、シエナ (Siena)のカテリーナを指します。

 

 聖堂内は単廊式で、中央主祭壇には聖三位一体の絵が掲げられ、両側壁には3つの礼拝堂があります。

 右側の三番目にはオルガンが置かれています。

 反対側の左側の三番目にはロレトの聖家 (Santa Casa di Loreto)の複製が置かれています。

 

 礼拝堂にはティアリーニ (Alessandro Tiarini)の作品があります。

19. Sant'Alessandro 聖アレッサンドロ聖堂

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)から西に向かい、マッジィーニ通り (Strada Giuseppe Mazzini)からガリバルディ通り (Strada G. Garibaldi)で北上すると右側にサンタマリア・ステッカータ聖堂 (Santa Maria della Steccata)があり、その聖堂の通りを挟んで反対側にあります。

 正面は通りに面して東面しています。

 

 9世紀半ばにベネディクト派の修道院と一緒に建設が始まりますが、グレゴリー4世法王の支援が注がれています。16世紀に改築されますが、ナポレオンの占領下で修道院は閉鎖され、その後王立劇場 (Teatro Regio)となっています。

 

 一カ所の扉口の両脇に方形の片蓋柱が二層部分まで伸び、左奥には鐘楼があります。

 聖堂内は三廊式です。

 中央主祭壇にはベドリ (Girolamo Mazzola Bedoli)作、聖母子と聖ジュスティナ (Santa Giustina)と聖アレッサンドロと聖ベネデットの絵が掲げられています。

 

 内陣は凱旋門アーチと柵で仕切られており、ドームにはキリストと聖母が描かれ、天使は受難具を捧げています。四隅には聖ベルトルド (San Bertoldo di Calabria)、聖アレクサンドロ、聖ボナベントーラ (San Bonaventura)、聖ゲルトルード (San Gertrudo)が描かれています。

 両側廊には3つの礼拝堂があり、イオニア式柱頭飾りのある円柱がそれぞれの礼拝堂のドームを支えています。

 

 ボローニャ派の画家のティアリーニ (Alessandro Tiarini)作の聖ベルトルドの絵があります。

 

20. Sant'Andrea 聖アンドレア聖堂

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)から西に向かい、最初のカベストロ通り (Str. Giordano Cavestro)に左折し、右に San Rocco 聖ロッコ聖堂が見えると、その反対側 (左側)にあります。

 

 左側面は大学通り (Str. dell'Univelsita)に面しており、扉口は西面しています。

 

 パルマでも古い聖堂の一つです。12世紀末に建設され、1260年に再建されました。

 

 正面には一カ所の扉口があり、上には丸窓があり、切妻式屋根に沿ってロンゴバルド帯の模様が施されています。白い石と焼煉瓦で縞模様を構成している特徴のある建築物です。

 

 現在の建物は18世紀から19世紀の改装により建設当初の部分は損なわれてしまっています。

 聖堂内は単廊式で、両脇に礼拝堂が並んでいます。

 

 1939年に廃院となり、現在はパルマ大学に所属する医療研究所 (Centro Emiliano Ricerche Biomediche Srl)になっています。聖堂としての機能を果たしていません。

21. Sant'Antonio Abate in Santo Stefano Protomartire 聖アントニオ聖堂

Chiesa di Sant'Antonio Abate Facciata (Wikimedia Commonsより)
Chiesa di Sant'Antonio Abate Facciata (Wikimedia Commonsより)

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)からレップブリカ通り (Strada della Repubblica)で東に向かうと左側にあります。

 

 聖堂の先には San Sepolcro 聖セポルクロ聖堂 の鐘楼が見えています。正面は通りに向かい南面しています。

 

 一カ所の扉口の両脇にイオニア式の柱頭飾りのある円柱がアーチを支えていますが、その脇に並んで方形の片蓋柱が屋根を支える、特徴ある外観を構成しています。小さな聖堂です。

 

 14世紀後半、1386年から1404年にかけて建設されていますが、18世紀にサンヴィターレ (Antonio Francesco Sanvitale)枢機卿の指示のもと、ガリ・ビリエナ (Ferdinando Galli-Bibiena)の手により、バロック様式に改築されています。

 

 なお、この枢機卿はフォンタネラート伯 (Conte di Fontanellato)の爵位を持つパルマの貴族出身です。

 → フォンタネッラート (Fontanellato)の項を参照ください。

 

 当初は正式名称が示すように、聖ステファノ聖堂でした。聖堂の裏手にある聖ステファノ広場 (Piazzale Santo Stefano)やステファノ通り (Borgo Santo Stefano )にその名前が残っています。19世紀になって現在の名前に変更されています。

 

 聖堂内は単廊式です。

 中央主祭壇には聖アントニオの絵がかけられています。両脇には美の寓意像が壁龕に収まっています。

 この聖堂は天井に特徴があり、二重構造になっています。上層の天井に描かれた青空に舞う天使と聖アントニオの昇天を下層の天井に穿たれた飾り窓から見ることができます。聖堂の中に立つと聖堂の屋根を通して天空に飛翔する天使と聖人を見ているような錯覚に陥ります。

 

 両壁には2つの礼拝堂があり、洗礼者聖ヨハネの説教、聖母子のエジプト逃避などパルマ派による絵画が掲げられています。

 

 非常に華やかで明るい聖堂です。

 

 

 現在、パルマ美術館 (Galnieria Nationale)に収蔵されているコレッジョ (Correggio)作、聖母子と聖ジロラモ (Madonna di San Girolamo)は、もともとこの聖堂に収められていましたが、ナポレオンの占領下にフランスに略奪され、後イタリアに返還された作品です。

 

22. Santissima Annunziata サンティッシマ・アヌンチァータ聖堂

 

 ガリバルディ広場 (Piazza Giuseppe Garibaldi)からマッジィーニ通り (Strada Giuseppe Mazzini)で西に向かい、パルマ川にかかるメッツォ橋 (Ponte di Mezzo)を渡り、マッシモ・ダゼーリョ通り (Strada Massimo D'Azeglio)と名前を変えてすぐ、賑やかなマーケットの先の左側にあります。

 

 正面は通りに面しています。

 16世紀半ばに、2世紀に殉教した聖人のゲルヴァシオとプロタシオ (Gervasio e Protasio )を奉じて建設されましたが、17世紀初めに改築されています。

 正面には一カ所の扉口があり両脇にはイオニア式の柱頭飾の円柱が並び、前面に柱廊が出て支えるドームは二層部分まで届いています。

 

 扉口の上の窓の周囲には円形に天使が飛び交い、上には神が祝福し、両脇に大天使と聖母で受胎告知を表す、賑々しい造りです。

 聖堂内は方形の建屋の両脇に円筒形の礼拝堂が5つずつ半円形に並び、その間を太い柱が三層部分まで伸びて繋ぐ、複雑な形態になっています。

 

 聖堂内の中央は凱旋門アーチとなって、内陣の奥の両脇にオルガンが設置され、一段と奥まって中央主祭壇があります。

 凱旋門アーチの両脇には聖ゲルヴァシオと聖プロタシオの立像が壁龕に収められています。

 主祭壇にはザガネリ (Francesco Zaganelli)作の聖母戴冠の複製画が掲げられています。

 それぞれの礼拝堂には17世紀から18世紀の画家の作品が掲げられています。

 

 聖堂の裏は修道院になっています。