コーニュ Cogne

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ヴァッレ・ダオスタ州南側にある人口1,400ほどの町。

 

 

コーニュ Cogne

 

 町の説明

アオスタ(Aosta)から西にフランス国境に向かうと道の両脇に多くの城が見えてきます。街道に沿って防衛のために築城された歴史を感じさせます。

サール(Sarre)には、13世紀に建設された城が、アイマヴィッル(Aymaville)には12世紀の城が、サン・ピエール(Saint Pierre)には岩の上に12世紀の城が、ドーラバルテア川の横には14世紀の城が在ります。

コーニュ(Cogne)は、サール(Sarre)を過ぎ、サン・ピエール(Saint Pierre)の町に入る前から山中に入り、グランド・エイヴィア川に沿って1時間ほど入った山間の町です。アオスタからのバスが運行されていますが、本数が少ないので確認が必要です。

町の南にはグラン・パラディーゾ (Gran Paradiso)国立公園が在ります。グラン・パラディーゾ山は4000メーターを超え、夏でも山頂は氷河で覆われています。

 

冬にはクロスカントリーの大会が開かれ、夏はトレッキングのコースが充実している避暑地として、風光明媚な、人気のある町で多くのホテルが在ります。

 

  

 

Sant’Orso  聖オルソ聖堂

1184年の史料では、アオスタに在る聖オルソ聖堂の別院としての記録が残っています。アオスタの司教の所領でした。

2000メーターを超える山中に在った祠を起源としていますが、1202年にアオスタの大助祭だった、聖ウルスス(Sant’Ursus)に奉献しています。その後洪水で損壊し、16426月に修復なって、再度奉献されています。

正面から見ると小さな聖堂ですが、全体は想像以上の大きさです。

入口の上には降誕のフレスコ画が描かれ、その上には、聖エルモと福者ボニファティスが描かれています。

聖堂内は単廊式で、1648年に内陣の聖歌隊席ができ、八角形のドームが載せられています。また内陣は18世紀半ばに拡張されています。右脇の矩形の塔に八角形の尖塔が載る鐘楼は17世紀の建造で、19世紀に再建されました。

 

なお、隣接する館は、1191年にサヴォイア伯から築城の許可を得たのち、アオスタの司教の要塞化された住居の一つとしてして利用されていました。その後、19世紀になってエマニュエル2世国王の狩猟の館へと改築されています。