ブラ Bra

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コルソ・コットレンゴ通り (Corso Cottolengo)の下のポルティコ
コルソ・コットレンゴ通り (Corso Cottolengo)の下のポルティコ

 ブラ (Bra)は、ピエモンテ州クーネオ県 (Cuneo)にある都市。

 

 スローフード運動発祥の地。イタリア・スローフード協会およびスローフード・インターナショナルの本部、食科学大学がある。

 

【アクセス】

 トリノから列車で南に向かい、カルマニョーラ (Carmagnola)で乗り換えて、30分ほどで到着します。

 

 なお、カルマニョーラの先のカヴァレルマッジョーレ (Cavallermaggiore)まで行き、そこから列車に乗り換えて行くこともできました。現在は接続は列車ではなく、バスになっています。

 

 ただし、トリノからはブラまで列車の切符として通して購入することができます。

 なお、バスの切符も駅舎で購入することになります。過疎化が進んでいるようです。

 

 

【歴 史】

 ブラから東に5kmほど行ったポレンツオ (Pollenzo)は、402年にローマ帝国軍のスティリコーネ (Stilicone)将軍が、ゴート族のアラリック (Alaric)を撃破した戦場のある場所です。

 

 ブラもローマ帝政時代から存在していましたが、12世紀の後半になって町としての体裁ができて来ました。13世紀初めにはアスティ (Asti)の支配下に入っています。その後、16世紀の半ばにはサヴォイア家に支配されました。

 

 

【町を歩く】 

 小さな町ですが、多くの聖堂があります。なかには大きな聖堂もありますが、司教座はありません。

 

 18世紀の聖人ジュゼッペ・コットレンゴ (Giuseppe Benedetto Cottolengo)の生誕地として、市庁舎前の広場に記念碑があります。駅前から町を徒歩で一回りしてもそれほど時間はかかりません。

 

 なお、スローフードの聖地としても有名な町ですから、旧市街にはスーパーマーケットはなく、個人商店しかありません。オーガニックの作物中心の、地元産の食材での料理をじっくり時間をかけて堪能することをお勧めします。

 

 

【その他の情報】

 JAPAN-ITALY Trabel On-line → 「ピエモンテ小都市紀行」→ 「第9回 ブラ  スローフード発祥の地

             →「市長が語るわが町観光自慢」→「ブラ市 Bra スローフード本部のある食の首都

 

スローフードの聖地で見る、食と文化のつなぎかた【前編】

 スローフードが生まれた町「ブラ」について詳しく書かれています。

 

1. Chiesa di San Giovanni Battista 聖ジョヴァンニ・バッティスタ聖堂

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 町の西に位置しています。町の中心街の一つ、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り (Via Vittorio Emanuele II)を北西に向かっていくと右手に見えてきます。

 

 ブラ最古の教区聖堂で、正面は白い大理石で、奥は赤煉瓦造りでドームの載った大きなバロック様式の聖堂です。

 

 聖ジョヴァンニ・バッティスタ聖堂の右わきの細いボニーノ通り (Via Bonino)を北東に向かい登って行き、突き当たりのバルバカナ通り (Via Barbacana)で左折すると、サンタキアラ聖堂 (Santa Chiara)に出ます。

 

 聖堂内は五廊式で身廊にはコリント式の円柱が並び、側廊の両側に礼拝堂が並ぶ荘厳な聖堂です。

 

 ドームを支える四隅には四大福音書記者がその表象とともに描かれています。

 

 中央主祭壇奥のアプシスには聖ジョヴァンニの説教が描かれています。

 

 1431年のモルガーリ(Morgali)作のフレスコ画は町で一番古い作品です。

 

 正面扉口の内側の上にはオルガンが設置されています。

2. Chiesa di San Giovanni Decollato Battuti Neri 聖ジョヴァンニ・デコラート・バトゥッティ・ネリ聖堂

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 駅前の公園の西側を北上するカブール通り (Via Cabour)が、湾曲して東西を走るヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り (Via Vittorio Emanuele II)に突き当たったところに位置しています。町の中心地にあるといってもよいでしょう。

 

 聖堂前には広場もなく、道路に面していますので、聖アントニーノ殉教者聖堂同様に、聖堂の正面には鉄柵があります。扉口が一つの小さな聖堂です。

 

 

 聖堂内は単廊式です。

 

 中央主祭壇には聖人の斬首刑の場面の絵画が置かれています。

 

 左右の側壁は絵画が飾られています。天井はドームが載っているかのように、騙し絵で描かれています。

 

 

 

 聖堂内の絵画 (11点)の詳細は、公式サイトの「アートワークス (Le opere d'arte)」で見ることができます。

 伊語はGoogle翻訳でご覧ください。

 

3. Chiesa di San Rocco 聖ロッコ聖堂

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 駅前の公園の西側から北上するカブール通り (Via Cavour)が、グリェルモ・マルコーリ通り (Via Guglielmo Marconi)とサンロッコ通り (Via San Rocco)と交差する5差路にあります。

 

 16世紀に建設された小さな聖堂です。左側には聖堂に釣り合った、かわいらしい鐘楼が見えます。

 

 

 聖堂の正面は1890年の建設で、一カ所の扉口があり、両脇に片蓋柱が2階部分まで伸び、扉口の上には交差する楕円形の窓が菱形を構成しています。

 

 扉口上の両脇の壁龕には聖人像などはありません。

 

 

  聖堂内は、1715年に聖ピエトロと聖エリザベッタに奉献され、脇の祭壇が追加されて拡張されていますので、小さいながらも三廊式になっています。

 

4. Chiesa di Santa Chiara サンタキアラ聖堂

 

 町の北西の丘の上に位置しています。

 

 聖アンドレア聖堂 からバルバカナ通り (Via Barbacana)を登って行くと左手に見えてきます。

 

 

 

 下層部分は重厚な赤煉瓦造りで、半円柱形が集まって四つ葉形を成しています。上層部は同形状のままで白壁になっており、頂点にドームが載っていますので、実際には34mしかありませんが、スマートで、天に向かい昇天するような印象を与えた造りとなっています。

 

 ベルナルド・ヴィットーネ (Bernald Antonio Vittone)が設計した聖堂です。1742年5月27日から1748年8月1日までかけて建設されています。

 

 聖堂の説明書には、「バロック様式の至宝」と書かれていますが、時代から見てもロココ調の新しい聖堂です。

 

 

 

 聖堂内はギリシャ十字形です。

 

 

 

 

 主祭壇に飾られた、天に召されるサンタキアラの浮彫像、「神聖なるキアラの死」は白大理石で制作されており、ひときわ目を引きます。

 

 

 

 ドームの頂点には精霊の鳩が描かれ、囲んで四面にサンタキアラと聖フランシスコが描かれています。

 

 その周りにボローニャの聖カテリーナ、ヴィッテルボの聖ローザ、コルトーナの聖マーガレット、ハンガリーの聖エリザベスのフランシスコ派の四人の女性の聖人が描かれています。

 

 

 聖フランシスコが聖痕を受ける絵画のほか、壁には淡い色調でサンタキアラや天使が描かれ、全ての面が曲線で構成されています。構造と色彩とで華やかさを醸し出しています。

 

 これらのフレスコ画はオペルティ (Pietro Paolo Operti)の作品です。

5. Chiesa di Santa Maria degli Angeli サンタマリア・デリ・エンジェリ聖堂

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 駅前の公園の東側のアウディシオ通り (Via Audisio)を、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り (Via Vittorio Emanuele II)との交差点を過ぎてポッレンツオ通り (Via Pollenzo)を直進すると、広い駐車場に出ます。ロータリーを左折すると右手の丘の上に見えてきます。

 

 ガリバルディ通り (Corso Garibaldi)を進み、V字型三差路で右手のピロレット通り (Str. Piroletto)に入り、ピロレット通りを右折しながら聖堂に向かいます。少々複雑な通りになっています。

 なお、ピロレット通り (Str. Piroletto)を直進すると通りはコルソ・コットレンゴ (Corso Cottolengo)と名前が変わり、聖三位聖堂の前に出ます。

 コルソ・コットレンゴの下はポルティコになって、ガリバルディ通り (Corso Garibaldi)と並行になっており、北に向かい緩やかな坂道となって、突き当たりに聖アンドレア聖堂 があります。

 

 1752年に建設された、二層式の楕円形の赤い煉瓦造りの聖堂で、正面に向かい階段を登っていくと、扉口手前で階段が両脇に半円形に分かれ、その中央部に木製の十字架が置かれています。

 

 

 聖堂の扉口は一カ所で、上には丸窓と両脇に半月形の窓があります。

 

 聖堂内はギリシャ十字形ですが、六ケ所に礼拝堂が配置されています。奥の中央主祭壇にはキリストの磔刑像が置かれています。

 

 

 祭壇の一つには、洞窟のマリアが見られます。

 天井は華やかな穹窿状で、被昇天のマリアが描かれいます。

 

 聖堂内はラヴェンダー色で統一され、黄色い柱とよく調和しており、華やかな中にも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

6. Parrocchia Sant'Andrea Apostolo 聖アンドレア聖堂

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 町の中心部、町庁舎 (Comune di Bra)前にある、町を代表する聖堂です。

 

 ガリバルディ通り (Corso Garibaldi)の緩やかな坂を登って行くと正面に見えてきますが、やや道から左手にずれていますので、最初は聖堂の右半分しか見えません。

 

 

 聖堂の切妻屋根の頂点には斜め十字架を持つ聖アンドレアの大きな立像彫刻が見られます。

 

 扉口は一カ所で、両脇にコリント式の円柱が2本並び、重厚さを演出しています。

 

 町の規模から推測して、規模の大きな聖堂で、ドゥオーモかと勘違いしそうになります。

 

  1672年から87年にかけて建設されたバロック様式の聖堂です。設計はベルニーニ (Bernini)です。19世紀に改築されています。

 

 聖堂内は三廊式で両側に礼拝堂が並んでいます。

 

 中央祭壇にはロランド作の彫刻があり、凱旋門アーチの両脇に聖パオロと聖ピエトロの彫像が参列者を見下ろしています。

 

 右側廊には1760年のブラの町の守護聖人セバスティアーノの祭壇があります。

 

 並んでカルミネ礼拝堂にはロアージロの1857年作の彫刻が見えます。

 

 マドンナの祭壇にはクラレート作「聖母子と聖人」の絵が掲げられています。

 

 身廊にはカッターネオ作の彫刻があり、左側廊にはフランチェスコ礼拝堂、ロザリオのマドンナ礼拝堂があります。

 

 外観に劣らず聖堂内も格式高い、堂々とした装飾で飾られています。

7. Sant'Andrea Vecchio Monta Gielmo 聖アンドレア旧聖堂

 

 町の北西の奥にあるサンタキアラ (Santa Chiara)聖堂の奥の丘の上にあった聖堂です。

 

 サンタキアラ聖堂の前のバルバカナ通り (Via Barbacana)を北へ登っていくと、ファゾラ通り (Via Fasola)に入ります。ファゾラ通りがちょっと右に曲がったあたりの左側に見えてきます。

 

 10世紀にこの一帯の丘に建設された聖堂でした。現在では草原となっており、12世紀に建設された鐘楼の一部と、その鐘楼の中に15世紀に製作された鐘が残っているだけの、廃墟となっています。

 

 聖堂としての役割は果たしていません。

 

 この丘まで登ると、サンタキアラ聖堂の全貌がよく見えます。

8. Chiesa di Sant'Antonino Martire 聖アントニーノ殉教者聖堂

 

 駅前の公園の東側のアウディシオ通り (Via Audisio)を進んで、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り (Via Vittorio Emanuele II)にぶつかったところで、左折すると右側に見えてきます。

 

 聖堂の前には広場もなく、道路に面していますので、聖堂の正面には扉口に沿って鉄柵があるほどです。

 

 

 1693年建設の聖堂です。

 

 扉口は三カ所あり、両脇の扉口上の壁龕には聖人の立像彫刻が収められています。

 

 中央扉口上には聖アントニーノのフレスコ画が描かれています。

 

 

 聖堂内は三廊式で、色大理石の柱が並び、両脇に礼拝堂が並んでいます。

 

 中央祭壇には聖アントニーノが描かれ、クラレート作の彫刻が飾られています。

 

 

 天井には三枚の絵が見えますが、聖アントニーノの斬首を含む、聖人の生涯が描かれています。

 

 

 扉口の内側の上にはオルガンが置かれています。

 

9. Chiesa della Santissima Trinità 聖三位聖堂

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 ガリバルディ通り (Corso Garibaldi)と段違いで並行しているコルソ・コットレンゴ (Corso Cottolengo)の右手上にある大きな聖堂です。

 

 この写真は、ガリバルディ通りから見たものです。

 

 なお、コルソ・コットレンゴの下は広いポルティコ状になっており、町の名所となっています。

 この写真は、コルソ・コットレンゴがカドゥーティ・ペル・ラ・リベルタ広場 (Piazza Caduti per la Liberta)に突き当たったあたりから見たものです。

 

 聖堂は1618年の建設で、正面には扉口が一カ所あり、両脇の片蓋柱は三階にまで達し、扉口の上には聖母子像が置かれています。下層部と三階部分の両脇の壁龕には聖人の立像彫刻が置かれています。

 

 聖堂内は、単廊式です。

 なお、1785年のクレメンテ作の多彩色の聖像が、聖日曜日に町を行進するお祭りがあります。